本セミナーでは、バッテリマネジメン基礎技術からリチウムイオンバッテリについての情勢と今後の課題について、解説いたします。
バッテリマネジメント技術は、産業界でも進展途上の技術である。これは、搭載バッテリが、ニッケル水素式 (Ni-MK) からリチウムイオン式 (Li-ion) へ置き換わっていることもあるが、最適な制御手法が未だ確立していない点が大きな理由である。バッテリマネジメント技術は、各社各様の取組みがあり、企業からの情報開示は少ないようである。一方で、構築したバッテリマネジメント技術は、市場評価を通して新たな知見を得ながら、システムの細部に渡る改良に取組んでいるのが、企業の現状と考えられる。 本セミナーでは、バッテリマネジメント技術の中でも基本的に避けては通れない、必ず押さえておく必要がある技術を網羅的に解説する。また、現在、主流になりつつあるリチウムイオンバッテリは、我が国発の技術だが、製造拠点が韓国や中国へ移っている。製造拠点が国外に移ることは、リチウムイオンバッテリ技術のフィードバックも、我が国へ入らなくなることにつながり、これは、我が国にとって、好ましい状況とは言えない。このような業界の情勢と今後の課題について、解説する。