本セミナーでは、通信キャリアの決済ビジネスの世界的な動向を分析し、今後の決済サービスの方向性を探るとともに、日本企業の対抗策について解説いたします。
これまで金融機関、クレジットカード会社、ビザ、マスターカードなどが中心となってインフラを構築し、展開してきたクレジットカード決済のサービスが大きく変わろうとしています。
ウォルマートなどの流通大手がカード業務を銀行も含め内製化、EUや中国では地域マネーのスキームに移行することで、ビザ、マスターカードなどのグローバル決済サービスを排除する動きが目立ちます。新分野では通信キャリアの決済ビジネスへの参入に始まり、スマホ普及、NFCの登場などによってグーグル、アップルなどのプラットフォーマーが決済ビジネスにおける存在感を高めています。
また、発展のめざましいECマーケットプレイスではeBayの子会社であるペイパルの柔軟な決済サービスが注目され、Squareや最大手のAmazon.comの今後の動向が気になる状況です。新興国におけるモバイルマネーの普及も注目されます。
本講義ではこのような世界的な動向を分析し、今後の決済サービスの方向性を探るとともに、迎え撃つ日本企業の対抗策についても考察する。