シェールガス・オイル開発のための掘削・坑井用ケミカル素材 / 触媒技術 / 汚染水処理技術

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会場 開催

本セミナーは、シェールガス・オイルに関連する3つのセミナーをセットにしたコースでございます。
特別割引キャンペーン中! (通常受講料: 88,200円 → 割引受講料 79,380円)

日時

開催予定

プログラム

2013年9月10日「シェールガス・オイル開発のための掘削・坑井用ケミカル素材」

 シェールガス・オイルの採掘には、ドリルを用いて地中に井戸を掘る際に化学物質などを含んだ水を使用する。さらに水平に掘削する際にもフラクチャリング流体と呼ばれる化学品入りの水を使っている。  採掘に必要な化学物質は“ドリリングケミカル”と呼ばれ、市況が一挙に数十倍にする動きも出てきた。現在の化学品は数十種類にも及び、注目を浴びている。  シェールガス革命に見られるように、より高度で低コストの掘削・坑井技術が今後の石油・天然ガス開発の鍵を握っている。本セミナーでは掘削・坑井用ケミカル素材をテーマに化学産業の新天地に迫っていく。

  1. 掘削・坑井仕上用ケミカル
    1. 石油ガス井掘削・仕上げ
    2. 掘削・坑井仕上げケミカルについての概説
    3. 掘削・坑井仕上げケミカルの具体例
    4. コスト感覚
    5. 問題点と対応策
    6. 将来的な方向性
    7. ケミカル・データベースの紹介
  2. シェールガス・オイル坑井の掘削技術
    1. 石油・天然ガス掘削の特徴
    2. ロータリー掘削法の基礎
    3. 傾斜・水平坑井掘削技術
    4. 坑井仕上げ
    5. 水圧破砕法
    6. シェールガス・オイル掘削技術
  3. シェールガス・オイル掘削用途で注目される生分解性樹脂ポリグリコール酸 (PGA) の開発 (Part 2)
    1. 生分解性樹脂の概説
    2. ポリグリコール酸 (PGA) の開発
    3. PGAの特徴
    4. PGAのシェールガス・オイル掘削用途への適用

2013年9月26日「シェールガス・オイルから化学品を生産するための触媒技術」

 米国で予想以上にシェールガスの生産量が急増し,シェールガスからのエチレンの価格はナフサ原料のエチレン価格の1/4になると推測されている。また,シェールガスの成分には主たるメタンの他,エタンが含まれているが,プロパン,ブタンは少ない。不足が予想されるこれらの化学品の合成技術の確立は急務である。  日本の石油化学は早急にナフサから天然ガス原料に転換しなければ生き残れない。転換技術の中心は工業触媒である。シェールガス・シェールオイルと触媒技術、合成をテーマに日本の石油化学の今後を展望する。  2013年5月開催の「化学品生産/石油からシェールガスへの転換」セミナーでは,工業触媒技術の深堀を求める要望が多かった。そこで今回は,触媒技術を中心にさらに充実した内容を盛り込んで第一線でご活躍中の方々にご講演いただく。

  1. シェールガスから化学品を生産するための触媒技術 (Part 2)
    1. シェールガスの日本の石油化学に与える影響
    2. エチレンの有効利用
    3. FCC副生ガスの利用
    4. シェールガスから化学品を生産するための触媒技術
      1. プロピレン
      2. ブタジエン
      3. 芳香族
    5. 日本各社の生き残り触媒技術
  2. ゼオライト触媒による改質技術術
    1. プロピレン製造と目的としたナフサ接触分解用ゼオライト触媒の開発
      1. 触媒の粒子形態制御による触媒性能の向上
      2. 触媒の酸性質の制御による触媒性能の向上
    2. プロピレン製造と目的とした MTO反応用ゼオライト触媒の開発
      1. 各種ゼオライトのMTO反応特性
      2. 調製手法の最適化による触媒性能の向上
  3. 合成ガス製造プロセス
    1. C1ケミストリーの紹介
    2. 合成ガス製造技術の紹介 (千代田化工の取り組み)
    3. 直接接触部分酸化プロセス (D-CPOX) の開発状況と今後の展開
    4. GTLプロセスの今後の展開 (未定)

2013年10月2日「シェールガス・オイル採掘現場の汚染水処理技術」

 シェールガス・オイルの生産現場において水圧破砕法は大量の水資源を使う。ゆえに、廃液は水圧破砕用水として再利用するのが望まれるが、現時点では多くの課題を抱えている。  これらの課題解決に適用可能な処理技術は、廃液蒸留法、膜分離法、マイクロバブル技術、オゾン注入膜処理法、化学薬品処理などが挙げられる。これらの分野は日本が世界に誇れる水処理プロセスである。  本セミナーでは汚染水処理技術をテーマに、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳しく解説をして頂く。

  1. シェールガス汚染水処理技術の概要
    1. 世界の天然ガス資源・技術的資源回収量
    2. 各調査会社による世界水処理市場
    3. 米国におけるシェールガス開発状況
    4. 米国の水圧破砕水市場の規模と将来動向
    5. 水圧破砕法と水資源
    6. 水圧破砕法の水循環の詳細
      • 用水
      • プロダクト水
      • 返流水
      • 廃水処理
      • 再生水処理
    7. 日本企業が期待できる水圧破砕水処理市場
  2. 非在来型資源・在来型油ガス田の随伴水処理 (再利用化) 技術
    1. 随伴水とは
      1. 油・ガス開発における随伴水の対応技術概要
      2. 随伴水の生産挙動 (非在来型・在来型の特徴)
    2. 随伴水の水質特性及び環境リスク
      1. 塩分濃度を含む電解質成分/油分濃度及/濁固形分/pH,温度等
      2. 環境リスクへの対応
    3. 非在来型・在来型の随伴水の処理技術
      1. 随伴水処理技術の推移/ 排出規制値等の法規等
      2. 随伴水の処理技術
    4. 随伴水処理技術の再利用・廃棄技術
      1. 21世紀型随伴水処理技術のコンセプト
      2. フラクチャー水及び随伴水の再利用技術
  3. マイクロバブル技術による油田随伴水処理
    1. 随伴水について 水量・水質
    2. 随伴水処理に関する基礎的検討結果
    3. 随伴水処理パイロットプラントの概要
    4. 複数の随伴水によるパイロットプラント運転結果
    5. 脱塩に関する基礎的検討結果
    6. 課題と今後

会場

中央大学 駿河台記念館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
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