次世代冷媒の技術動向と現状

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本セミナーでは、自動車用エアコン、産業用冷凍・冷蔵機器など、様々な用途で使われる低GWP冷媒の開発・採用動向を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 次世代冷媒の開発動向とフロン対策の方向性

(2013年9月19日 10:40〜11:50)

 モントリオール条約で規制のかかったオゾン層を破壊するフロンは既にわが国では全廃されているが、代替冷媒であるHFCも近年地球温暖化の影響が大きいことが指摘してされている
業界ではこのHFCに替わる次世代冷媒の開発を進めてきたが、今回その動向について報告をする

  1. フロン冷媒の歴史
  2. 冷媒に関する法規制の現状
  3. 日本冷凍空調工業会の温暖化防止への取り組み
  4. 次世代冷媒に要求される条件
  5. 次世代冷媒の開発動向
  6. 各国の次世代冷媒の転換状況
  7. フロン対策の方向性
  8. 代替冷媒の候補と技術開発の例

第2部 HFC系冷媒の特性・技術動向と、活用における課題展望

(2013年9月19日 12:40〜13:50)

 次世代冷媒として多くのHFC冷媒が提案されている。国連の有識者会議の議論や世界で発表されている技術を中心に、どのようなHFC冷媒が用途ごとに提案されているのか簡単に紹介する。またHFC系次世代冷媒を使用するに当たって微燃性やその他の課題について紹介すると共に解決の方向性を議論する。

  1. 次世代冷媒の種類と特性
    1. 用途別に議論されている次世代冷媒と種類
    2. 次世代冷媒の特性と課題
    3. 国連の有識者パネル (TEAP) の報告
    4. 米国の新冷媒プロジェクトの進捗紹介
    5. 日本の取り組みの紹介
    6. 特に空調用の冷媒の議論
  2. 次世代冷媒の課題としての微燃性、その他の課題
    1. 日本における微燃性の課題と現在の取り組み
    2. 世界における微燃性冷媒の議論と規格整備の現状
    3. その他の課題と解決の方向性
  3. 冷媒問題の今後に向けた提言
    1. 空調リーダーとしての日本の世界への貢献とチャレンジ
    2. ダイキン工業のチャレンジ

第3部 HFO系冷媒の特性と冷凍空調用途への利用展望

(2013年9月19日 14:00〜15:10)

 オレフィン系冷媒 (HFO) は、地球温暖化係数が低いにも関わらず燃えにくいといった特性から次世代の代替冷媒として注目されている。R1234yf、R1234ze (E) の二つを中心に、候補物質の特性と研究開発動向を紹介するとともに、冷凍空調分野での利用展望について解説する。

  1. 冷媒に求められる特性とトレードオフ
    1. 可燃性
    2. 毒性
    3. 環境負荷1・・オゾン層への影響
    4. 環境負荷2・・温室効果
  2. 冷媒物質の特長 CFC / HCFC / HFC / HC / CO2・NH3 / HFE / HFO
  3. 冷媒物性の評価
    1. 可燃性・毒性
    2. 熱物性1・・平衡性質 (密度・蒸気圧・エンタルピー等)
    3. 熱物性2・・非平衡性質 (粘度・熱伝導率)
  4. 冷凍空調用途への利用展望
    1. カーエアコン
    2. ルームエアコン
    3. ヒートポンプ

第4部 産業用冷凍機における自然冷媒の適用と展望

(2013年9月19日 15:20〜16:30)

産業用冷凍に求められる特性と冷媒選定。自然系冷媒の有効性、適用事例、今後の展望

  1. 産業用冷凍機の求められる特性
  2. 冷媒比較
    • 環境特性、効率、安全性
  3. 自然冷媒のラインアップ (ナチュラルー5)
    1. NH3・CO2冷凍機の特徴、実績
    2. 空気、CO2、水、炭化水素冷凍機の 特徴と実績
    3. 炭化水素 (HC) 冷凍機の特徴と実績
    4. 空気冷凍機の特徴と実績
    5. 水 (H2O) 使用の吸着式冷凍機の特徴と実績
  4. まとめ

会場

東京都中央区総合スポーツセンター
103-0007 東京都 中央区 日本橋浜町2丁目59番1号
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