「エンタテインメントライセンス契約」とは、映画、音楽、テレビ番組、タレントの肖像等のエンタテインメントプロパティの第三者へのライセンス (使用許諾、利用許諾) をいう。エンタテインメント業界のライツ管理や契約実務を行うには、業界特有の権利の存在や処理方法、各業界における慣習的なライツの取扱いへの理解がベースラインとなるが、業界特性や慣行を取り上げて学習する機会は意外に少なく、整理された分かり易い解説を望むビジネスマンの声は多い。
そこで本講では、特に「エンタテインメントライセンス契約」の基礎的な項目を中心に、初心者にも分かりやすく解説する。
- 各業界特有の契約類型の概要
- 映画
~劇場配給契約 (国内、国外) 、ビデオグラム化権許諾契約、放送権許諾契約、ネット配信許諾契約
- 音楽
~専属実演家契約、実演収録契約、原盤譲渡契約、原盤供給契約
- 演劇
~戯曲使用許諾契約、ライセンス公演契約
- 放送番組、CM
~番組販売契約、フォーマットライセンス契約、広告出演契約
- 出版 (小説、漫画、エッセイ等)
~出版契約 (書籍、電子出版) 、原作使用許諾契約 (映像化等)
- キャラクター
~商品化許諾契約
- ゲーム
~プログラムライセンス契約
- 契約内容のチェックポイント
契約書をイチからドラフトする際に最低限盛り込むべき条項や、契約相手から提示された契約書をチェックする際の重要ポイントを解説
- エンタテインメントライセンス契約をめぐる裁判例の紹介
「怪傑ライオン丸」事件、「我聞」専属契約事件、「愛の劇場テーマ曲」事件、「THE BOOM」事件など
- 番外編:エンタテインメント業界の最新トピックスとマル秘話