本講演では、ブラジル政府の公共事業投資に関する最新の情報を提供することと、さらにその中でも、ブラジル政府が参入を望んでいて、比較的参入障壁が低い分野を提示するとともに、ブラジル公共事業参入のいくつかの手法を解説いたします。
2014年W杯、2016年オリンピックを控え、公共投資に力が入るブラジル政府。それに、冷や水を浴びせた市民デモ。いずれにしても、ブラジルに今足りないもの、脆弱な部分がいやがおうにもあぶり出されてきました。それらは、市民に指摘されるまでもなく、政府も気づいていながら、技術不足であったり、人手不足のために、十分推進できない分野が多々あります。現大統領のルセーフ・ジウマ女史が官房長官時代に作成したPAC2 (成長加速化計画) は、上記の2大イベントを遥かにしのぐ公共投資計画であり、その総額は80兆円にものぼります。しかし、その恩恵にあずかっている日本企業は、大手商社以外はごくわずかです。ブラジル政府が日本企業に求めている参入分野は多数あるにも関わらず、日本企業の情報収集が追い付いていないのが実態です。 そこで、本講演では、ブラジル政府の公共事業投資に関する最新の情報を提供することと、さらにその中でも、ブラジル政府が参入を望んでいて、比較的参入障壁が低い分野を提示するとともに、ブラジル公共事業参入のいくつかの手法を提案します。