日本当局・厚生労働省 (実際の準備はPMDA) は昨年3月9日にPIC/Sに加盟申請した。一方日本ではPIC/S GMPに沿った整合性を図るべく、GMP基準の改訂の作業を進めてきたところである。
本年6月に厚生労働省監視指導麻薬対策課 (実際はPMDA) よりGMP施行通知改訂 (案) のバブコメが発出されたので、本講座ではその背景と概要について具体的に説明する。
今回のGMP改訂事項は日本の全ての医薬品製造所に規制がかかることから、製造所では今後如何にしてGMPを再構築すべきかについてわかりやすく説明する。
さらに日本のGMP改訂の取っ掛かりとなったPICS GMPガイドラインの概要についても解説する。
- 強調したい点 (規制要件の重要性)
- PIC/S GMPガイドラインの概要について
- 日欧等の規制要件とガイドライン
- GMP施行通知改訂 (案) の背景
- GMP施行通知改訂 (案) の概要
- 品質リスクマネジメントの概念の反映
- 製品品質照査 (年次レビュー)
- 原材料メーカー (サプライヤー) の管理
- 原薬、製品の安定性モニタリング
- 製品 (原材料) の参考品
- バリデーション基準の改訂
- マスタープラン
- DQ/IQ/OQ/PQ
- 製品のライフサイクル
- 技術移転
- プロセスバリデーション など
バリデーション基準の概要
- バリデーションの目的
- バリデーションに関する手順書
- バリデーション責任者の責務
- バリデーションの実施
①適格性評価
②プロセスバリデーション
③洗浄バリデーション
④変更時のバリデーション など
- 適用の特例
日本企業の今後の対応策
- 品質リスクマネジメントについて
- 製品品質照査 (年次レビュー) について
- 原材料メーカー (サプライヤー) の管理について
- 原薬、製品の安定性モニタリングについて
- 製品 (原材料) の参考品について
- バリデーション基準の改訂について
その他の留意事項
- ICHQ9
- ICHQ10 など