3極局方・PIC/S対応! 微生物試験・管理コース

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会場 開催

本セミナーは「3極局方・PIC/S対応の微生物試験・管理コース」のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 89,600円 → 割引受講料 64,800円

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開催予定

プログラム

コース1:微生物試験室管理編『3極局方をふまえたQCのための微生物試験・バリデーションと微生物試験管理/逸脱判定・OOS対処法・再試験対応』

(2013年8月23日 (金) 10:30~16:30)

 医薬品の品質確保として、国内的には省令GMP,GQP基準に適合が必須であり、国際的にはICH-Q6Aガイドラインに従って、徹底的な品質特性の解析とGMP遵守が求められる。更に、PIC/S-GMPの導入により、GMP基準の調和と査察手法の国際的な統一化が図られようとしている。医薬品をグローバルに提供するためにも、無菌又は非無菌医薬品を問わず、製造のプロセス及び製品自体に対して、医薬品の特性からみて、微生物汚染防止の厳しい実施とその高度な管理体制が国際的に今求められようとしている。  本ゼミでは、医薬品の微生物管理について、3極局方を踏まえ、基礎から分かり易く解説する。

  1. 微生物試験の国際調和の動向
  2. 微生物管理業務一般
    • 微生物限度試験
    • 生菌数試験並びに実施手順
    • 無菌試験並びに実施手順
    • 微生物管理および保管法
  3. 検出微生物の同定法概要 (基本法)
    • 細菌の階層分類法
    • 真菌の同定における留意事項
  4. 微生物の生死菌判別技術の動向
    • 非培養法
    • 細胞成長顕微解析法
    • マイクロコロニー法 等
  5. 損傷細菌 (Viable but not-culturable cell) の復元
    • 培養法と非培養法による測定
    • 製造用水中の培地の種類による検出菌数の差異
  6. 微生物迅速定量法
    • 全菌数測定法 (核酸蛍光染色)
    • 活性染色法 (CFDA,CTC法)
    • 微生物迅速定量法の留意点
  7. 微生物汚染防止対応
    • 無菌製剤の製造環境
    • 非無菌製剤の製造環境
    • 原料・資材関係
    • 製造 (製薬・製剤) 用水
    • 製造環境及び環境モニタリング
  8. 微生物試験精度と品質保証
    • OOSとCAPA
    • 検査設備と微生物の取扱い
    • サンプリング法と供給量
    • 試験検査室の環境微生物の評価
    • パラメトリックリリースの動向
  9. 微生物試験法のバリデーションと留意点
    • 無菌試験と無菌性保証のバリデーション
    • 微生物試験法のバリデーション
    • 試験検査に関する設備及び器具の点検整備
  10. クリーンルームの日常管理と問題点並びに異常時発生時の対応
  11. 微生物汚染トラブル事例について
  12. 無菌医薬品に対するPIC/S-GMPとJGMP基準の比較

コース2:環境微生物モニタリング編『【PIC/S査察で要求される】医薬品製造工程の環境微生物モニタリング実施とアラート・アクションの明確な設定・管理

(2013年8月29日 (木) 10:30~16:30)

 FDAでは、2002年8月から、「21世紀に向けた医薬品GMP-リスクに基づくアプローチ」による新たな取り組みの中で、無菌製剤ガイダンスの最終版が2004年9月に発行された。一方、EUでは、2003年9月に、改訂されたEU-GMP Annex1が発効したが、2008年2月15日に修正版が出て、さらに2008年11月に一部訂正版が発出された。日本の厚生労働省からは、日本版ガイドライン「無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針」が事務連絡の形で省内に2006年7月に発出された。2007年6月には、「最終滅菌法による無菌医薬品の製造に関する指針」が出された。  さらに2009年7月から、EU Annex 1改訂版に合わせて、無菌操作法による無菌医薬品製造指針改正班が立ち上がり、2010年7月に改正案作成完了。  このような状況を踏まえ、日米EU三極の無菌医薬品製造に関するGMPやガイダンスに基づく議論が進められているが、厚生労働省は2012年3月にPIC/S加盟申請が受理され、来年にも加盟が承認される可能性が出てきている。PIC/Sにおける査察で特に求められる可能性があるのは、科学的論拠による製造環境の常時モニタリングの実施であろう。特にアラート・アクションの明確な設定と管理であり、本講座では、この点に焦点化して開設する。

  1. 局方における微生物管理の考え方とアラート・アクションレベルの設定の意義
  2. 微生物迅速測定の最新方式とその原理
  3. ICHにおける微生物試験法と局法試験法
  4. 医薬品の品質における微生物管理と環境管理の関連性
  5. 無菌操作法による無菌医薬品製造に関する指針の重要性と微生物管理
  6. 微生物の挙動と生命体の科学的視点からの医薬品製造管理の重要性
  7. 環境モニタリングの考え方
  8. 製薬用水の試験法と基準
  9. 製造工程での滅菌・除染法、菌の増殖個所の特定
  10. 微生物及びエンドトキシンの検査と同定

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