本セミナーでは、特許情報の探索から解析までのプロセスを日常業務の中で実践するためにパテントマップの作成法から研究開発への活かし方まで演習を交えて詳解いたします。
情報ネットワーク社会の昨今、ますます情報の効率的な収集とその解析の重要性が認識されている。国内はもとより欧米、中国、アジアなど世界各地域への事業展開において、広範囲な情報収集が必要な時代である。公開される様々な情報を総合的に取り込むことは企業のあらゆる部門において、重要なスキルの一つになると思われる。 特にR&Dに於いて、情報は新製品・新技術開発の過程で収集・解析され、あらゆる状況を想定して、活用されているのである。 情報は発想資源であり、日常業務の中で、時代の変化を予感される情報を見つけたとき、その意味を探ることが原点となる。情報の意味をどのようにして解釈し、企画立案に結びつけるか、そのための基礎的作業が重要となる。 研究・開発者にとっての関心事は、進行中の研究テーマに関し直面する技術課題であり、それを解決し独自の技術を創出することである。そのためには絶えずテーマに関連する最新の技術情報を集めることである。情報収集は、文献、展示会、学会、特許調査など、誰のためでもなく、自己の創造欲を充足するために、継続的に実行されるのである。特に特許の調査は、系統的に行われる必要がある。そして特許調査の結果はパテントマップにしておけば情報として有効に活用できると考える。 本セミナーはこの点に鑑み、情報の探索から解析までのプロセスを日常業務の中で実践するための効率的な解析方法を学習し、更には発想につながる思考力と情報感性を高めることを目的とした講座である。