本セミナーでは、工業生産における、室温、大気中における付着メカニズムについて、分子レベルで粉体粒子表面間において何が起きているかを整理し、それが粉体の流れや充填性などマクロな物性とどのように関連しているかを解説致します。
微粒子の魅力は微粒子であるからこそ発揮される。つまり、凝集が極少量でも起きるとその魅力はなくなること多い。これは、工業的には不良率向上やプロセス停止につながることを意味する。 そこで、本講では、凝集の源である付着力について取り扱うこととする。特に工業生産における、室温、大気中における付着メカニズムについて、分子レベルで粉体粒子表面間において何が起きているかを整理し、それが粉体の流れや充填性などマクロな物性とどのように関連しているかを説明する。また、実例を示しながら、付着とどのように付き合い、コントロールすべきかを示したいと思う。