本セミナーでは、拡張現実感 (Augmented Reality:AR) による次世代ディスプレイ技術の最前線について解説致します。
(2013年8月29日 10:30~11:50)
情報提示の新しい方法として、実物体や実環境上に映像情報やアノテーションを重畳表示するための「拡張現実感技術」が近年注目されている。 本講座では、拡張現実感を実現するための要素技術であるコンピュータビジョンについて解説し、特に拡張現実感への応用に関わる最近の動向について紹介する。また、コンピュータビジョンの拡張現実感への応用事例について紹介する。
(2013年8月29日 12:30~13:50)
視覚のARに比べ、触覚AR (Haptic AR) は一般にはまだ耳慣れない言葉である。 しかし世界に触れた際の感覚である触覚は、対象の形状や材質を伝えると共に、「たしかにそこに在る」ことを伝える強力な手がかりであるから、逆にその感覚を改変することによって世界の有り様を変える手段となりうる。またそのように大上段に構えなくとも、例えばタッチパネルにおける振動の付与も一種の触覚ARと言え、その形態は幅広い。 本講演では触覚ARに関する現在までの提案を目的別に、「物性を変えるAR」「操作性を高めるAR」「材質を変えるAR」「可触化のAR」に分類して紹介すると共に、今後の展開を考察する。
(2013年8月29日 14:00~15:20)
Google Glass の発表以降、メガネのように着用し人間活動を支援できる「ARメガネ」が世界的な盛り上がりを見せている。本講座では、各社から発売または発売が予定されているさまざまなARメガネの特徴およびその活用方法を概説するとともに、導入に当たっての技術的なポイントを解説する。
(2013年8月29日 15:30~16:35)
これまで航空機や一部の高級車のオプション品に限られていたヘッドアップディスプレイ (HUD) が、拡張現実を取り入れることで注目を集めている。 この講座では、様々な場面で実用化されているAR技術やビジネスに触れ、パイオニア社で商品化したAR HUDユニットを中心に開発の秘話や苦労話も踏まえながら、拡張現実ヘッドアップディスプレイの開発動向を紹介する。