自動車の軽量化は、省資源、省エネルギの観点から、永遠のテーマであり、現在でも0.5g単位の軽量化にさまざまな工夫が見られる。軽量化して強度を損なうことがあっては受け入れられず、そこには革新技術が必要となる。
金属を樹脂に置き換えるだけが軽量化ではない。金属と樹脂の特性をうまく組み合わせて、部品を形成することが必要になる。
- 自動車軽量化対象部位 総論
- 軽量化が必要な理由
- 軽量化に使われる技術 総論
- 単独材料による構成
- スチールの軽量化 ハイテン採用の問題、スプリングバックの制御
- 厚さを減らしてエンボス加工にした使用
- 厚さのことなるフレームの溶接技術
- ドアの軽量化
- クラッシャブルゾーンの材質・構造物
- アルミ発泡成形技術を応用した部品
- 中空シャフトモーター
- ガラスに代わるポリカーボネート樹脂
- 繊維強化樹脂の自動車への応用
- ネジの軽量化技術
- スプリングの軽量化技術
- 複合材料による構成 主として樹脂と金属の結合
- 金属と樹脂を強固な結合をする場合の目的
- 機械的な強固な結合 試験方法
- 気密、水密を目的とする結合 試験方法
- 金属と樹脂結合をビジネスにする企業と特徴
- 結合促進表面処理の詳説
- あらゆる金属と樹脂が強固に結合するわけではない。
- 強固な結合をさせるための金属瞬間加熱
- HVやEVの制御機器に見る軽量化手段
- インバータの内部構造と使われる部品
- ヒートシンク部材の変化 銅からアルミへ
- アルミヒートシンクを作る方法
- 熱伝導がよく、強度も有する技術ニーズ
- モーターの軽量化技術
- リチュームイオン電池モジュールの軽量化技術
- 各種アクチュエータに見る軽量化工夫
- 今後求められる革新的軽量化と必要な技術
- マグネシウムを使用する場合の問題点
- チタンを使用する場合の問題点
- 3Dプリンタを応用した試作品 (樹脂、金属)
- 石膏モールドを利用した少量試作品 (軽金属対象)