(2013年8月9日 10:30〜12:10)
長崎大学 大学院工学研究科 准教授 山田 博俊 氏
次世代蓄電デバイスとして期待される全固体型二次電池の実用化には、固体電解質のバルク伝導率の向上だけではなく、粒界や電極界面における内部抵抗の改善が重要である。固体・固体界面における現象とイオン伝導性に与える影響について、具体例をもとに解説する。
(2013年8月9日 13:00〜14:40)
(独) 物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門 副部門長 高田 和典 氏
低炭素社会の実現に向けた施策の一つとして、ハイブリッド自動車や、プラグインハイブリッド自動車、さらには電気自動車などの低環境負荷次世代自動車の開発が進められている。その鍵となる高性能蓄電池としてはリチウム電池に期待がかけられているが、車載用途のリチウム電池を実現するためにはまだ解決すべき課題がいくつか残されている。 本講演では、その解決法として有望視されている、無機固体電解質を用いたリチウム電池の全固体化について紹介する。
(2013年8月9日 14:50〜16:30)
リチウムイオン導電性固体電解質のイオン伝導度測定法
名古屋工業大学 物質工学専攻 准教授 中山 将伸 氏
リチウムイオン電池の全固体化に向けて、固体電解質の開発が求められています。 この固体電解質のイオン導電性を評価するために、多くの場合インピーダンス測定法が利用されていますが、本講座ではインピーダンス法の原理から実際的な測定上の注意点まで紹介する予定です。